奥久慈レトロ号を撮影に、その後湊線チェック(11/3)2006年11月03日 23:59

上小川を出て久慈川の鉄橋を渡る「奥久慈レトロ号」(11/3)
 朝の起床は平日と同じ時間の目覚ましだが、いつもの如くメロメロで、起動したのは9時ごろ。とは言っても奥久慈レトロ号の水戸発は1050なので大分余裕はある。

 昨年と同じ西金~上小川の俯瞰ポイントが後追いでもそこそこの絵になりそうなので、下りも上りもそこで撮ることにして、おそらくはおいらが草刈をした昨年以来、少なくとも俺は下草打ちをしていないので、篠が延びて写界にかかる事は目に見えていたので、除草道具を車に放り込んで出発。

 到着後先ずは斜面の篠原の除草作業。相手が篠なので地上部分を刈ってもそうそう簡単に地下茎は死なないし、邪魔な高さより下は刈らないので、除草したからと言って斜面の保土力が低下するわけでも無いし、でとりあえず腰から下くらいの高さで、水郡線の橋梁を狙えるように刈り込む。土手の先はそのまま久慈川の水面までストトーンと急崖なので、余り踏み込めず、どうしても除草機が届かなくて邪魔な篠の先は、高枝切り鋏で1本1本剪定。

 結局下りはやはり正面から狙いたい釜屋の習性なのか、後追いで風景写真気味なこのポイントには結局一人も居なかった。
 午前の撮影終了後、道具を片付け下りが来るまでの間に、山方宿の床屋に今度は自分の頭を刈りに行く。ついでに祖父母の仏壇のある叔母の家に立ち寄り焼香。
 15時前に先ほどの俯瞰ポイントに戻ると、徒歩鉄の方がお一人。
 ここいらは初めてだそうだが地図で目星をつけて来てみたとのこと。地形図を良く読む人の撮影場所の雰囲気をイメージする能力は本当に侮れない。
 ここの景観はお気に召した様子で、草刈をした甲斐があったというもの。
 ただ、ここのポイントも橋梁狙いの方は、中間に成長中の木が一本あり、あと何年狙えるかは、この木の成長次第。伸びて来てもそうそう剪定に降りていけるような場所ではないので(ザイル+藪漕ぎ+岩盤登下攀は必須)まあそうなってしまえば次の場所を探さねばならないだろう。

 とりあえず景気づけと構図と露出の確認で、下り333Dと上り328Dを撮影。328Dの頃から西空に薄雲が出始め、太陽自体も山の稜線に近づいて行く。西側の山の稜線が比較的低くて遅くまで日照の期待できる箇所は、ここの他には常陸大子を出てすぐの押川橋梁、袋田~上小川間の鷲ノ巣トンネルの南側の橋梁辺りが思い浮かぶが、どちらにしろ運転時間帯が遅すぎるため、何処も日没との格闘になるのは目に見えている。

 直射日光はほぼ陰ってしまったが、なんとか露出が間に合う状態で撮影を完了。
 その後徒歩鉄の方を上小川の駅まで送り、118号を南へ向かう。
 行楽シーズンのためかかなり混んでいた。

 大分時間をかけて那珂湊駅に行き、入場券を買って構内へ。
 勝田発1755の141列車はキハ3710-02の単行。
 勝田発1830の143列車はキハ205(国鉄色)。
 143列車の那珂湊駅到着場面で、手近な杭に貼り付いてロングシャッターを切る。三脚を車に置いて来たのはちょっと失敗。

 その後、ここのところ出張続きで巡回していなかった近郊の書店や電気店などをぐるっとひやかして、帰宅したのは午後12時近かった。