廃止翌日の鹿島鉄道(4/1)2007年04月01日 23:36

全ての扉が閉ざされた鉾田駅(4/1)
 昨夜が遅かったせいもあり、もともとの体調不良もあり、午前中は完全に沈没。

 午後になって、昨日から鹿島鉄道に来ている友人と連絡をとり、14時頃に石岡駅で合流。
 先ずは廃止後の石岡機関区の様子を眺めに行く。
 石岡に残された旅客車両はキハ602とKR-502とKR-503。
 昨日よりも盛に近づいた機関区の桜に見守られて休んでいる。
 JR石岡駅の跨線橋の鹿島鉄道(4・5番線)への通路は分厚いベニヤで仕切られ、待合室の鹿島鉄道の時刻表は外され、運賃表の鹿島鉄道の部分は張り紙で覆われていた。

 その後、おそらくは譲渡され搬出されるのであろう車両が置かれている常陸小川へ。
 途中の踏切は閉鎖や使用中止処置がとられるわけでもなく、そのままの状態。当夜の間に線路がアスファルトで埋め込まれ、ことごとく使用中止の処置が取られた日立電鉄とは大分対応が違うようだ。
 常陸小川にはキハ432、キハ714、KR-501(ありがとうかしてつ塗色)の3両が留置されていた。代替バスの停留所となるためか、駅前には引き続きタクシーが客待ちをしており、待合室内にも立ち入る事ができ、駅舎の飲料類の自動販売機も動いているため、外見は廃止前と変わる事は無い。早々にロープ等で立ち入り禁止の処置が取られた日立電鉄とは、ここでも好対照を見せていた。
 数人の鉄道趣味者が周囲を徘徊していた。

 途中、桃浦と浜の桜の様子も見てみるが、ここは風が強いせいか石岡機関区ほど開花は進んでいない様子だった。

 玉造町も従来と同様の佇まい。代替バスがちょうど到着したところ、お客は従来の鹿島鉄道とそれほど変わらない雰囲気か。まぁガラガラである。

 鉾田駅は駅の待合室の扉が閉じられひっそりとしていた。
 2台の山車は既に片付けられ、昨日の喧騒が嘘のよう。
 ホームの石岡方に止められた車両はKR-505、キハ431(緑)、キハ601の3両。
 ここでも数人の鉄道趣味者が周囲を徘徊していた。

 その後友人をJRの駅まで送り解散。

 9両の車両たちにはこれからどんな運命が待っているのだろうか。