人間ドックの前に湊線をちょっとだけ、鉾田での取材対応と、水戸駅南で中学同期との呑み会。(11/21)2008年11月21日 23:59

夕日とKR-505をなんとなくシンクロで
 今日は年休を取って『人間ドック』。今まで毎年毎年憂鬱な行事だったのだが、今年は違う。なんたって鉾田での草刈を始めとする肉体労働が効いており、体重は昨年比で確実に5kg以上減っている。それは、着衣にも如実に効果が出ており、新しいスーツのスラックスはのきなみベルトで締め上げないとずり落ちてしまうようになっているのだ。穿けなかった古いスラックスも穿けるようになっている。しかも酒もかなり控えているし、これで去年より悪い数値が出るとは思えない。『どんとこ~い』なんて気分で人間ドックに行くのは初めてのような気がする(笑)。

 ドックの受付は0755~0810。人間ドックなので朝飯は当然食べられない。とりあえずその分早めに出て、日工前辺りで勝田0755着の湊線の旧型車の2連運用のチェックをしてからドックに行く事にする。これは人間ドックの日程でのいつものパターン。
 かといってドックの間車に機材を置きっぱなしにするのも無用心なので、今日のカメラはいつも持ち歩いているコンデジのFinePixS8000fd。まぁ撮れてればいいやといういいかげんなノリ。
 日工前の脇の一方通行の道路のガードレールに寄せて車を止めると、すぐに踏切が鳴り出した。やってきたのは勝田方からキハ223とキハ2005の旧新茨城交通色コンビ。旧型車で『茨城交通色だけ』という組み合わせも、塗装変更車の方が多くなってしまった今となってはこのパターンしか有り得ないという事になっているのでそれはそれで貴重と言えば貴重と言えるのかも知れない。
 日工前ではそれなりに下車客がある。もともと日工前という駅は朝夕1本づつしか列車が停車しない駅だった。日立工機への通勤者への利便を図るための処置で、下車できるのは朝の勝田行きでは一番後ろの車両だけという形だった。時刻表にも掲載されておらず、定期券や乗車券自体も『日工前』という行き先は存在せず、阿字ヶ浦方から利用する場合にはその先の勝田までを買うというシステムだった。朝の4連運用の有った当時はホームの長さが足りないため、先頭の車両はホームの無い所に停車していた。当時の国土地理院の地形図では『ひたちこうきまえ』と記載され現駅名の『日工前』と異なっていたところも面白い。ある意味『まぼろしの駅』だったわけである。
 列車がまとまった本数停車するようになったのは10年前の平成10年12月8日の改正から、日工前独自の運賃が設定されたのもこのときが初めて。来月8日は日工前開業10周年ということになる。この日を境に日工前でのホームの有効長の制約と乗客減から、朝のラッシュ運用は4連から3連に短縮された。それも今は2連となってしまっている。

 とりあえず、線路脇の道路標識が無茶苦茶目障りな画を何枚か押さえる。まぁ行きがけの駄賃なんでこんなもん。

 親会社が直営している総合病院の中にある、人間ドック専用の施設で検診を受ける。100人弱の人間がそれぞれ番号を付けられ、カードを持たされて、番号がふられた各種検査室の間をアナウンスに告げられるまま午前中ずっと右往左往していると検診が終わる。このシステムで年間ざっと2万人くらいを検診するわけだ。
 しかし、どうしても胃部X線だけは苦痛だ。なんで言われるままにあんな硬い台の上でぐるぐる回らせられたり、頭を下にされて手すりに必死にしがみついたりしなけりゃならないんだ。アミューズメントパークのジェットコースターか何かみたいに体をしっかり固定してくれて勝手にぐるぐる回される方がなんぼか楽じゃねぇかと思うんだが(それだったら体勢の微調整とかでも「ちょっと左」、「もう少し」とかやらなくても技師さんもジョイスティック動かすだけで済んで楽だろうと思うのだが)。
 さらに言うと、今回の技師さんはサドっ気入って無かったから良かったけど、この人はサディストなんじゃないかと思える技師さんに何年かに一度当たる時があるんだよな。いや個人を特定して言ってる訳ではなくて、どちらかというとその時のおいらの気分の問題なんだとは思うんだけど。ま、とにかく、『胃部X線はだいきらいです』。後のバリウムで家のトイレの掃除をしなくちゃならないのも面倒だし(ぉぃ)。

 早めの昼食が出た後、検査結果を踏まえての医師との面談。ここで所見に拙いところがあると、更に看護士さんからの生活習慣等のご指導の面談が追加されることになっていて。ここ数年、いつもご指導が入っていたのだが、今回は無し。やはり、体重が落ちたことは多方面に渡ってはっきりと効果が出ていて、肝機能に至っては昨年のC判定が一気にA判定にまで改善。だが、尿酸値は依然下がらず。残念ながら、これからも醸造酒は摂取を自粛せねばならないようだ。

 その後、水戸市役所に寄り所用を済ませた後、鉾田へ。
 鉾田で、先日取材を受けた『常陽リビング( http://www.joyoliving.co.jp/ )』の担当の方から、保存車両をバックに『演劇班赤眼鏡( http://akamegane.michikusa.jp/ )』の担当の方と、『鉾田駅保存会( http://homepage3.nifty.com/hokota-station/ )』の広報担当の俺と画が欲しいということだったのだが、芝居とそれを演る『演劇班赤眼鏡』の担当の方のほうを前に出したいという点では、『常陽リビング』のご担当の方と意図が一致していたので、日程は『演劇班赤眼鏡』の担当の方優先で組んでもらっており、それが今日の午後。ドックと市役所で二重に時間が読めなかったので、とりあえず話しは俺無しということで進めてもらっていたのだが、結果としてはお二人より先に鉾田入りすることができてしまった。
 鉾田では、いつも花壇の手入れ等をお手伝いいただいているひたちなか市のボランティアの方が既に作業中。ここのところ平日に鉾田入りできる担当者が居なかったこともあり、本当に大助かり。
 こちらは準備してきた芝居のチラシをA3に拡大してラミネートした広報看板を、駅周囲のトラロープにタイラップで吊るす。
 その後撮影の事を考慮して、ブラインドを開け、見場の悪い表示看板類を一度外し、車内の資材の移動をしているところで、相次いでお二人が到着。その後取材対応を小一時間ほど。それから芝居会場に関する打ち合わせの後、車両の戸締り。いつものたいやき屋さんで蕎麦をすすってから、隣接する第一生命の営業所で、今回のイベントの保険の契約を済ませる。

 外に出てみると夕日がちょうど線路の延長線上に沈んでいく感じで、なんとなく雰囲気がよかったので、KR-505を夕日バックで少しコンデジで遊んでみる。ここしばらく真面目に撮りモードに入っていなかったせいもあって、コンデジしかないのにノッて来てしまい(笑)。結局日没過ぎまで、KRを撮って遊んでしまう。ただ、空気が澄んでいたのでお日様は夕日になっても輝度が落ちず、コンデジではかなりの苦戦になった。

 その後水戸駅南の中華料理屋へ向かう。中学の同期で水戸市周辺在住者での呑み会。町に一つしかない中学校でクラスも4クラスしか無かったということもあり、年に数回のペースだが、こうした集まりがある。
 車を駅南の通りの常陽銀行の斜向かいにあった手近なコイン駐車場に放り込んで、店の有るとおもしき辺りへ向けて歩き出したら、店を見つけた場所の直ぐ脇の駐車場の方が安かった。更に、ビジネスホテルのテナントということだったので無いと思っていた駐車場が実は有ったことが店に入ってからわかった(苦笑)。結果的に車で店を確認してから駐車すれば良かったのだが、どうも場所が判らないと、とりあえず車を置いて足で探すという反応が無意識にあるようで、結果的に損をしているケースが多いような気がする。まぁ、車運転しながら店とか探すのって気疲れするから、金銭的には損をしていても、精神的には健全な方向なのかも知れない。

 今回は参加者は少なめ。とはいえ、話しは弾む。初めて行った店だったが、思いのほか安くて料理も美味で良い店だった。
 一次会には間に合わなかったが、東京から特急で駆けつけた1名を待って二次会に向かう面々と店の前で別れ、こちらは代行を待つ。二次会以降も付き合いたいのはやまやまなのだが、明日は朝から職場の親睦会のスタッフをせねばならないのでここで深酒をするわけにもいかず、仕方が無い。既に充分酔ってしまっている。

 代行で千波大橋から梅香トンネル、万代橋経由で自宅まで。料金は2000円足らず。大工町から家までタクシーに乗るより安い計算で多少驚く。水戸駅南地区が家から意外と近いと感じた。色々と店もある地区だが、遠いという意識があり今まで積極的に使った事が少ない地区だったので、選択肢が一つ増えたような気がする。

 アルコールの代謝のために大量に水を飲んだ上で更にスポーツ飲料のペットボトルを飲み干して就寝準備完了。今の眠剤はアルコールと掛け合わせるとヤバイやつなので、眠気が来るまでブログ作成。今日はなんだかネタが多すぎて、途中で眠気が来てブログ完成は断念。翌朝まで、そのまま浅い眠りに就いた。