通院後鉾田駅で作業、夕暮れの湊線で久々の鉄分補給(12/27)2008年12月27日 23:59

キハ
 今日から1/4日(日)まで9連休。曜日まわりに恵まれいつもより長い年末年始の休暇となる。
 とはいえ、昨晩だいぶ深酒したので、浅い睡眠のまま朝を迎える。ただし、体重の減少に伴い肝臓の機能が向上しているのか、飲酒量の割には翌朝に影響は余り残らず。
 朝9:10からのコマで先ずは月1の土曜日の通院。先日の通院でもらった処方箋だが、ここのところの会社関係のバタバタで、19時までの営業のいつもの薬局には薬を取りに行っている暇が無く残薬で凌いでいた。処方箋の期限が切れてしまっているので、延長の手続きをしてもらってからいつもの薬局へ行き処方してもらう。、医療機関の年末年始の休暇を控えた土曜の午前のせいか、何時もよりも混んでおり多少待たされた。
 その後鉾田へ車を向ける。やはり年末の休みのせいか、いつもより車の流れは良く無い。

 鉾田駅では先着のNさんがKR-505の車体を清掃中。水垢が目だってきておりそれの洗浄。とりあえず手伝う。『顔』である妻面を中心に運転台のガラス窓とその周囲を重点的に洗う。
 延長ホースで水道からホーム中央まで水を引いて、車体を濯ぐ。
 一段落したところで、お昼を食べにバスターミナルのお蕎麦屋(たいやき屋)さんへ。

 その後次回の公開に出すグッズのネタや保存会の運営面での打ち合わせ等をした後、午後から用事のあったNさんを送り出す。

 KR-505の機関の維持運転のため、先ず床下を覗き込んで手歯止めを確認、車内に入って手ブレーキと緊急ブレーキスイッチの位置と、両運転台の前後進切換スイッチと変速機が中立位置にあること、ブレーキシリンダに残圧があることをそれぞれ確認してから、蓄電池スイッチを生かし蓄電池接触器の動作音を確認。運転室に施錠して、ヘルメットと作業用の手袋を付け妻面側からホームの間のKR-505の床下に潜り込む。ガバナを起動位置にセットした後、スタータのスイッチを操作するといつも通りの一発起動でKR-505のDMF13が目覚める。

 その後、キハ601の車内からエンジン発電機を運び出す。先日の演劇公演の頃から、運転中に突如停止する不具合が出ており、その原因究明と修理をせねばならない。
 演劇公演の時の止まり方と、先週のイベントでの動作の様子の聞き取り内容、更には今日動かしてみても発生した機関停止の状態から、燃料系に水分が溜まっている可能性が疑われたので、先ずは比較的処置が簡単なこの線での対策を試してみる。燃料コックを閉め、コックに設置されているフィルタのドレインを抜く、更にキャブレターの燃料室のドレインスクリューを緩め、内部の燃料を排出する。これとは別に吸気系に問題がある可能性も考え、エアフィルタのカバーを外し、湿式のエアフィルタの状態も確認するが、これは特に問題無し。
 以上を実施後、エンジン発電機を再度起動したところしばらく置いてもエンジン停止は発生しない。対策効果の確認のため撤収までの間エンジン発電機を連続運転することにして、キハ601の石岡方の妻面に飾ったままになっていたクリスマスの装飾の撤去を始める。Oさんが施したものだが、外してしまうのはちょっともったいない感じ、彼のこうこうセンスはすごいと何時も思う。
 飾りつけを撤去する前とした後でちょっと撮影タイム。

 ここのところ客体としての『鉄』を全然しておらずフラストレーションが溜まっていたのと、Nikonから発売になったデジタル一眼レフカメラ用のGPSユニット『GP-1』を入手したにも関わらず一度も使っていなかったので、それのインプレッションも兼ねている。
 Nikonの『D200』以降の中堅クラス以上のデジタル一眼レフは、元々10ピンターミナルに接続できる『GPS変換コード MC-35( http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/accessory/remote_code/10pin.htm#mc-35)12,800円』があり、現在はこれをGPSレシーバのガーミンのE-Trek(ハンディGPS)との接続に使っていたのだが、ハードな撮影ではコードへのメカニカルな負担が高く断線してしまい修理不能になったケースが発生していた。ただ、良い点も有って、スルーの10ピンターミナルがあり、接点信号は通過できるので、リモートコード『MC-23』を接続することで、GPS信号を記録しながら片側のカメラのシャッターで2台同一タイミングでのシャッターが可能だった。 『GP-1』を買う上でこういった技術的なインフォメーションが発表されずに発売されたのはかなり不満。正直、注文するかどうかはかなり悩んだ。
 物が店に入荷して文字通り、蓋をあけてみると10ピンターミナルのスルー用のコネクタは廃止され、各カメラはGP-1をそれぞれ装着と言う形態しかとれず、リモートコードでの同時シャッターは出来ないということが判った。しかし、10ピンターミナルでは無く、D90用のリモートコードの接続コネクタが別にあるので、将来的にD90用のリモートコードでMC-23と同一機能のものが出てくるとすれば、この不満は解消されることになる。この辺は今後の展開に期待しよう。
 大きさが予想以上に小さく、カメラの天辺のアクセサリーシューに付けても余り自己主張しないのは好印象。GPSの測位自体もコールドスタートでもかなり早く測位し、受信感度も良いようで、建物の中でも有る程度測位してしまうのは驚き。この辺は今まで使っていたハンディGPSのe-Trekの一番安いタイプと比較するとかなり良くなっている。電源がカメラからの供給なのも管理の一元化という意味では好感が持てる。何より電池のためにこの大きさがスポイルされるのはもったいない。
 更にFujifilmのFinePix S5proにも接続して動作確認。こちらは保証対象のカメラでは無いのだが、カメラ本体はD200ベースで、GPS接続コードでの位置情報記録も動作していたので、大丈夫だろうという仮定の基に実施。結果何の問題も無く動作した。
 この2台でキハ601とKR-505をなんとなくスナップ。普段は作業に追われてこういう時間を持てていないので、それなりに楽しむ。澄んだ空の青を強調すべくローアングルから広角気味にして遊んでみたり。

 さて作業に戻る、キハ601に載せたままになっていたプラレール一式を自分の車の荷台へ。弟一家が30日に帰省してくるので、本来の持ち主である甥っ子のためにも鉾田に置き去りにするわけにはいかない。
 さて、キハ601の車内清掃・・・と思ったところで、眠気に襲われる。車外は猛烈な風が吹いているが、ブラインドを開け、午後の陽の光をいっぱい取り込んだキハ601の車内は適度に暖かい。昨晩が半徹夜状態だったこともあり、冬の射光線の射し込むロングシートで1時間ほど座ったまま転寝。これはこれで至福の時間。

 その後申し訳程度のキハ601車内の片付けをし、KR-505のエンジンを停止しバッテリスイッチを落とし施錠をした後、結局機関停止が一回も発生せず、ほぼ修理できたと判断できたエンジン発電機を停止しキハ601に収納し、中央の側扉を施錠する。キハ601車内全体の確認をしてから、キハ601を施錠し帰ろうとしたところで、訪問者がお二人。遠いところからせっかく来ていただいたのに外見だけというのは心苦しいので、再度両車両を開錠し、内部も一通り見ていただく。

 その後両車両を再び施錠。

 車を那珂湊に向ける。『おらが湊鉄道応援団』の作業が続いていれば手伝い、終わっていれば『乗り&撮り』鉄、という趣向。
 着いて見ればちょうどケハ601の施錠をしているところ、結局挨拶をしただけ。その後車を釈迦町の利用者駐車場に入れ、一日乗車券を買って列車を待つ。
 ホームから遠望すると、勝田方からこちらに向かってくる列車のライトはひとつ。さっそく構内踏切を渡って下りホームへ。車両は旧国鉄色をまとったキハ222、数枚スナップしてから乗り込む。
 エンジンの点検蓋の脇のボックスが空いていたので迷わずそこに身を沈めてDMH17の咆哮に抱かれることにする。
 阿字ヶ浦の停車時間は、D3とS5proの高感度テストタイム。三脚などは無いのではてさてどうなるか、といったところ。阿字ヶ浦方は正面に光が多少入るので、バックに金星を絡めてローアングルで遊んでみる。
 そのまま再びボックスに納まり勝田へ。勝田は折り返し時間が短く、トイレ休憩だけでタイムアップになってしまい撮影はできず。那珂湊で下車、発車して行く222を撮影した後、正月フリー切符を購入し、ちょこっとスナップをしてから車に戻る。一日乗車券には来年のカレンダーがおまけで付いており2枚もらえて得した気分。

 その後BOOKOFF等をひやかしてから帰宅。