鉾田駅跡地で車両の保存活動(11/23)2008年11月23日 23:59

 昨日の酒は呑んだ時間が昼までだったので残る事も無く通常の起床。
 他の二名に渡す鉾田駅保存会の公式名刺や、工具類等の準備をして9時頃に初号機で家を出る。
 燃料価格が依然として下落傾向であり、かつ、残量が充分なレベルにあるので、今は買い時では無いと見込み、今回は途中のスタンドでの軽油の調達を見送る。

 集合予定の10時前には現地入り すでにNさんが先着済み。先ずはNさんの分の名刺を手渡す。
 トイレの開錠、キハ601の開錠と側窓のブラインドの開放、中央ドアの開扉等、一連の朝の準備作業。
 
 今回はLLC(ロング・ライフ・クーラント)の18リットル缶3(計54リットル)缶を調達できたので、先ずはキハ601の機関冷却水の充填作業から。使っていない5リットルのオイルジョッキを持ってきていたので、これで5リットルづつ混合して順次投入することにする。LLCの混合比は鉾田の観測記録上の最低気温が-10.6℃なので、最低レンジ(-15℃まで)の30%で行く事にする。取説の記載では30%より低い値の記載が無いが、これより薄い場合には防錆効果等も期待できないということを意味しているのだろう。まぁ、30%は想定される環境条件においては一番薄くて経済的な混合比ということになる。オイルジョッキのだいたい1.5リットル+αくらいの所にマジックで線を引いて、線までLLCを注ぎ、5リットルになるまでホースで水道水を足す。作業は全部Nさん任せでおいらは充填回数を正の字書いて数えるだけ(笑)。
 途中エンジン本体の冷却水流路のエア抜きのパイプからLLCの流出が始まったので、あわてて床下に潜りバルブを閉じて充填再開。
 31回155リットルでLLCが尽きる。30%であれば180リットルできなければいけなかったのだが、+αした分が結構効いてしまったようだ。計算してみると結果として35%近い濃度になってしまったようだ。
 この時点では給水口脇のパイプからのオーバーフローは確認できず、更なる冷却水の充填が必要になる。春の冷却水充填時におおまかに計った冷却水容量は200リットル程度だったので、事前に分かってはいたことだが、18リットル缶をもう一缶程度調達する必要がありそうだ。

 その後Nさんは、予てから懸案だったキハ601車内の鉄道模型展示台の拡幅(HOゲージ対応化)工事に着手。既に材料も一通り揃えてあって気合が入っている。先ずは中央扉の脇にアルミの幅広の脚立(RV車の洗車に使う様なやつ)を置き、その上に二人がかりで車内からエンジン発電機を運び出し設置する。地面まで下ろしてしまうと撤収時に持ち上げるのが大変なのだ。とりあえず、これで電動工具類が使える。

 KR-505の方に行こうとした所で、気がつくと知った顔がこちらに歩いてくる。日本ナショナルトラスト会員のMさん。10月の日本鉄道保存協会への参加の際に、事務局さんへのツナギをお願いした方で、様子を見にきていただけたようだ。
 更にもう一方、千葉からいらっしゃったSさん。ボランティアでお手伝いいただけるとのこと。大変有り難いことだ。
 先ずはKR-505の維持運転を始めなければならないので、そのお手伝いをお願いする。こちらはヘルメットを付けていっしょに敷地西端に止めてあるKR-505へ向かう。
 先ずは安全な場所に離れていてもらって、手歯止めを確認し、KR-505の鍵を開け、手ブレーキが引いてあること、両運転台の緊急ブレーキスイッチが引かれていること、前後進切換スイッチと変速機がともに中立位置にあること、更に計器盤でブレーキシリンダに圧が残っているのを確認した後、バッテリスイッチを投入して動作音を確認し、一度下に下り、エンジンを始動。いつもの様に一発で起動。空気圧が上り、アイドリングが安定するのを待って、お二人には車内に入ってもらい、閉めてあるカーテンを開ける作業等をお手伝いいただく。

 なんやかやで、お昼近くになり、KR-505を施錠してキハ601の方へ戻り、Nさんの作業の切りの良いところを見計らってお昼にする。13時のバスに乗って水戸に向かわれるMさんは、お昼は持ってきているとのことだったので、これ幸いとキハ601でのお留守番をお願いしてしまう。

 今日はいつものたい焼き屋(お蕎麦屋)さんはお休みなので、県道沿いのラーメン屋さんへ。席を占めたとたんに混み出してびっくりしたが、特にオーダーが遅くなるような事は無かった。
 キハ601に戻り、Mさんを見送り、SさんにはNさんの作業のサポートをお願いして、こちらは電線、蓑虫クリップ付き試験用電線、デジタルマルチメータ等と鹿島鉄道さんから譲っていただいたKR-505の取扱説明書等の資料を準備してKR-505へ車で移動。懸案の不具合箇所の確認に着手。エンジンを停止してバッテリを生かしたり殺したりしながら、両車端の継電器盤と端子台の怪しい箇所の導通チェックと電圧チェック。

 しばらくしてほぼ原因が特定できた頃、車の音がしたので立ち上がってみると、現在県外に長期出張中のOさん。一時帰宅の限られた時間を割いて様子を見に来てくれたようだ。これ幸いとOさんの分の名刺を手渡す。その後短時間の打ち合わせ。それから、エンジンをかけた状態で応急処置での動作確認にも立ち会ってもらう。とりあえず故障箇所の抽出と応急処置はできた。特に問題は無さそう。重大な故障でなくて本当に良かった。

 その後Oさんを見送り、再度KR-505を施錠してキハ601に戻り、Nさんから運転台のキセ類の止めネジを渡してもらって再度KRへ。
 Nさんの作業も順調のようだ。

 先月、雨水が浸入して池のようになっているのが見つかった鉾田方出入台脇の角の曲面ガラスの下部、始めはキセとガラスの間に空間があったため、ガラスに結露した水滴が滴下して蒸発できずに溜まったのかと考えたが、水を除去した翌週に再度水が溜まっているだけでなく、妻部の機器類に結露が見られるのが確認され、これは雨水の浸入しか考えられないということになり、先々週にNさんが曲面ガラス上部でシールが劣化しているのを見つけシール剤で補修を行った。その後先週、今日と確認を行い、補修により雨水の浸入防止ができた事が確認できたので、今日は来週の一般公開にむけて確認のため外してあったガラス下とガラス周囲のキセの取り付け作業を行った。

 その後KR-505のカーテン等を閉め、エンジンを停止し、バッテリスイッチを切り、施錠をして機材を車に積み込みキハ601に戻る。
 つくばからいつも来ていただいているTさんがお子さん二人といっしょにいらしていて、しばし現況等について雑談。
 Nさんの作業もSさんのご助力を得て無事終了したようだ。

 あっと言う間に暗くなり、宵の明星と木星が南西の空に輝きだす。
 車を移動してキハ601に向けてヘッドライトとフォグランプを点等し照明にする。エンジン発電機を車内に収納し、車内の片付け、ブラインド降ろし等の作業をするともうとっぷりと陽が暮れていた。

 Nさんと打ち合わせの後、解散。国道51号で帰途に就くが、対向車線の車が流れてはいるものの異様に多い。嫌な予感は的中して、国道245号との交差点手前で渋滞が始まる。大洗からの大量の車が原因らしいと分かったので、渋滞原因は大洗と那珂湊から水戸大洗インター又は国道6号・50号への車と見切り、多少遠回りになるが、245号へ右折して湊大橋を渡るルートを選択したところ50号の右折車線の時点からガラガラで大正解だった。

 保存会の方のブログに手を付けるが、眠剤が効いて来て轟沈。