茨城交通と久々の私用上京[狭山・有明・池袋](8/13)2006年08月13日 23:59

朝の111列車はキハ205の単行
 都内に住む漫画屋の弟との縁がきっかけでひょんな事からお知り合いになっていただいたK先生の初の個展が新狭山の画廊であり、その打ち上げが夜に池袋であるということで両方のご招待をいただいた。
 K先生の作ったアニメーションを見て育った俺と弟、今でこそ同じクリエイターである弟自身はどう思っているかは知らないが、今も昔もコンテンツの消費者でしか有り得ないただのヲタの俺にとっては、K先生ご自身が神様みたいな存在で、その方のお誘いとそのあって二つ返事でお邪魔させていただくことにする。

 一方、当日3日目となる有明でのヲタの祭典である某イベント、昨年弟の出店を冷やかしに実に20年ぶりくらいで見に行ったのだが、今夏は別な知り合いが急遽参加してコンテンツを売る事になったと開催3日前に知り、その知り合いとも最近会っていなかったので、行ってみることにする。
 もう一人別の知り合いも委託販売で同人誌を出すと聞いており、そちらの方も目的のひとつ。
 そもそも人ごみが苦手という理由で約20年遠ざかっていたイベントだし、今回は他に何か特に買いたいものがある訳でもなく、有明への入場は並ばなくて済む午後にすることにして、先ずは新狭山へ。

 休日ダイヤでバスが無いので家人に勝田駅まで車で送ってもらう。休みの日の朝とあって思いのほか早く着き、多少待ち時間ができたので、12M発車まで415系スポッティングと茨城交通の111列車の運用チェック。
 順当にキハ205(国鉄色)が単行で充当されていた。

 今日使うのは『ひたち東京フリーきっぷ』本来なら『ひたち週末フリーきっぷ』の方が得なのだが、残念ながら金曜までに購入するのを忘れていた。
 大宮まではフリー区間なので東北本線、そこから川越へ出て本川越まで歩き、西武で新狭山というルートをとる。

 新狭山駅前で11時に弟と合流、K先生の個展へ。迫力に満ちた絵から、心和む絵まで硬軟織り交ぜた作品群に圧倒される。絵を見ている間にK先生が到着。初めてお会いして以来、久々の再会で話が弾む。
 そこへ来客、なんと某超有名ロボットアニメのメカニカルデザインをされその後も大活躍されているO先生。神様のツーショットに一瞬凍る。お二人の積もる話もたくさんありそうな雰囲気だったので、小物はさっさとその場を辞する事にする。(正直、辞するというより逃げ出したという方が心情的には合っている気がする)しかし、K先生といいO先生といい、自然体なのにとてもカッコが良い、俺もああいう風にカッコ良く老けたいなぁと小物には無理な願望が頭を掠める。

 池袋方向へ戻る弟と別れて、フリー乗車券を生かすべく逆経路を辿って大宮へ、そのまま乗っていれば国際展示場前まで連れて行ってくれ所要時間も最短の埼京線直通列車だったが、人ごみを避け大宮からは新宿湘南ラインのG車で大崎まで。大崎からりんかい線に。この切符、りんかい線もフリー区間なのだ。

 有明への入場は15時少し前、もう店仕舞いの頃合。
 知り合いのブースに行くが人も疎らで、他の知り合い数人がたむろしているのみ。売れ行きは芳しく無さそうだ。まぁ3日前に急遽決まった(当該サークルの本が落ちた代打)出店なのでカタログに記載があるわけでも無く、本来ジャンル的にも日程的には2日目の客層がターゲットなので無理も無かろう。
 もう一人の知り合いの委託本を買いに委託販売のエリアに向かうが既に閉店していた。
 20何年ぶりかで終了の拍手を聞き、撤収。
 今日に順延になった花火の客と、有明帰りの客の波を避けながらゆりかもめで豊洲へ、そこから東京メトロ有楽町線へ。
 これから池袋に向かう俺は、有楽町で同行者達と別れそのまま乗車。

 池袋で再び弟と合流し、K先生の個展の打ち上げ会へ。
 K先生との出会いのきっかけをくださった、在日フランス人のPさんとも久々の再会。
 なんというか、その打ち上げ会はやっぱりただのヲタでパンピーの俺にとっては強烈な場所だった。昼にアニメの神様のツーショットに遭遇してうろたえた訳だが、そこはまさにアニメの神様の社交場だった。周りの席を神様で固められて宴会の間中、極度の緊張のしっぱなし。こういう状態だと俺より弟の方が肝が太い。

 散会後山手線で上野へ、23時の最終のフレッシュを押さえていたが、2215の651系フレッシュに間に合い、乗変をして乗車。
 赤塚で下車、しかしタクシーが居らず一瞬ビビる。5分くらいして1台戻ってきたのでそれに乗り自宅へ。帰還はちょうど0時ごろ。

 とにかく濃い一日でした。